注釈
注釈は、グラフやページレイアウトに情報を追加するカスタムオブジェクトです。ほとんどの注釈には、グラフの内容の説明、ウェーブの特性の表示、ウェーブに適用される軸の識別、凡例の作成などに使用できるテキストが含まれます。Igor Pro® はコンタープロットのラベル付け用に注釈を自動的に作成します。注釈には、コンタープロットや画像プロットにおける色に対応するデータ範囲を示すカラースケールを含めることもできます。
注釈には4種類あります:テキストボックス、凡例、カラースケール、タグです。
テキストボックスには1行以上のテキストが含まれ、必要に応じて枠で囲み、自由に回転させ、色付けし、配置できます。テキスト内に画像を挿入することも可能です。他のアプリケーションから複雑な数式を挿入するのに便利です。

凡例はテキストボックスに似ていますが、グラフ内の1つ以上のウェーブに対応するウェーブの記号が含まれている点が異なります。凡例は、グラフにウェーブが追加または削除された場合、あるいはウェーブの外観が変更された場合に自動的に更新されます。
タグもテキストボックスに似ていますが、ウェーブの特定のポイントに紐付けられ、そのポイントを説明する動的に更新されるテキストを含むことができます。コンタープロットでは、Igor Pro が自動的にタグを生成してコンターにラベルを付けます。

タグは自由回転が可能で、取り付けたポイントに接線方向に自動的に回転するよう設定したり、90 度単位でスナップするよう設定できます。
カラースケールは凡例と似ていますが、データに関連付けられた色の範囲をカバーする軸を持つカラーバーを含む点が異なります。

関連付けられた画像プロット、コンタープロット、f(z)トレース、またはカラーインデックスウェーブが変更されると、カラースケールは自動的に更新されます。カラースケールは、名前付きカラーテーブルと軸の明示的な数値範囲を直接指定することで、あらゆるデータから完全に切り離すこともできます。
動的エスケープコード
タグやテキストボックスには、その位置に情報を挿入するよう Igor Pro に指示する特殊コードを挿入できます。タグには、データセット名、x 値または y 値、オフセット値、およびアタッチメントポイントを挿入できます。タグとテキストボックスのどちらにも、動的な数値式や文字列式を挿入できます。式がデータオブジェクトを参照している場合、Igor Pro はそのオブジェクトが変更されると注釈を自動的に更新します。
タグを別のアンカーポイントに移動したり、ウェーブのデータ値を変更したりすると、タグは自動的に更新されます。
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