ROI(関心領域)

Igor Pro® の画像処理操作の多くは、画像内のユーザー定義領域に対して選択的に適用できます。この領域は関心領域(ROI)と呼ばれます。ROI をサポートする多くの操作は、ROI を使って画像全体よりもはるかに小さい領域を定義した場合、大幅に高速に実行できます。

Igor Pro® の ROI は完全に任意であり、任意の画像ピクセル集合によって定義されます。特に、ROI は矩形である必要も、連結である必要もありません。1つ以上の分離された領域で構成される場合もあります。

blobs+roi

緑色の2つのポリゴン内側にあるピクセル領域を ROI として定義した画像です。

より複雑な ROI は、以下の例に示すように定義できます。ROI は画像内の青みがかった領域です。

roi with hole

この場合、ROI は内部の斑点をいくつか除外しています。

ROI の概念は、3D コマンドでも、1つの追加機能とともにサポートされています。3D 画像を扱うほとんどのコマンドは、/P フラグをサポートしており、これにより、平面ごとに操作を行うことができます。この場合、ROI は 2D ウェーブのままです。3D ウェーブ全体を処理する場合は、2D の場合と同じ要件に従う、対応する 3D ROI を使用できます。

ROI を作成するためのいくつかの方法

1. 画像の上に領域を描画し、ImageGenerateROIMask コマンドを使います。

2. コマンドラインを使って領域を数学的に定義します。例:

Make/N=(rows,cols) roiWave=255

roiWave[startRow,endRow][startCol,endCol]=0

3. 閉じた輪郭を定義するウェーブのペアを提供し、ImageBoundaryToMask コマンドを使います。

4. ImageSeedFill をシードと選択ルールと共に使います。

5. mark キーワードと共に ImageAnalyzeParticles コマンドを使います

6. ImageThreshold/i を使います。

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