粒子解析
ImageAnalyzeParticles コマンドを使って、二値画像に対して粒子分析を実行できます。二値画像内の粒子は、レベルがゼロである1つ以上のピクセルで構成される場合があります。
ROI を使って解析を定義された領域に限定でき、粒子を最小ピクセル数で構成するように定義できます。コマンドを実行すると、総粒子数と各粒子に関する以下のデータが得られます:
領域:粒子内の総ピクセル数
外周:粒子の外周のピクセル数
極値:x 方向および y 方向における最小および最大のピクセル位置
シードピクセル:粒子内のピクセルの x 座標と y 座標(ImageSeedFill で使用)
生のモーメント:粒子内の全ピクセルについて xi の和
粒子内の全ピクセルにおける yi の和
粒子内の全ピクセルにおける xi2 の和
粒子内の全画素における yi2 の和
粒子内の全ピクセルにおける xi*yi の和
楕円の近似:粒子に最もよくフィッティングし、面積が等しい楕円の中心、長軸、短軸
このコマンドを使って、任意の粒子または粒子の境界用のマスクを作成することもできます。
以下の例では、従来型の粒子画像とユーザー定義の ROI を併用しています。この場合、ROI は互いに交わらない2つの単純なポリゴンとして選択されました。

ユーザー定義の ROI を示すオーバーレイ(緑色)が付いた粒子画像
ImageThreshold および ImageAnalyzeParticles コマンドを適用した結果、以下の通り11個の条件を満たす粒子を検出しました。

次の表は粒子分析の数値結果の一部を示しています。

分類のために粒子分析を使う
粒子解析の数値結果を自動粒子分類器の一部として使用できます。以下の例では、ネジ・ワッシャー・ナットの画像があり、粒子解析結果を用いて細長い物体(ネジ)と丸い物体(ワッシャーとナット)を区別します。
解析で得られた粒子境界のオーバーレイを、粒子インデックス付けと共に元の画像上に重ねたもの
偏心率プロットは、粒子 0、3、4、8、11 がはるかに低い偏心率(すなわちより円形に近い)を示します。他の粒子は、この分類に基づいて明確に区別されます。
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