ノートブック

ノートブックは、テキストやグラフィックを保存できるウィンドウであり、ミニワードプロセッサの文書のようなものです。

ノートブックの典型的な用途は次のとおりです。

• 作業のログを記録する
• レポートを生成する
• Igor Pro または他のプログラムによって作成されたテキストファイルを閲覧または編集する
• Igor Pro のエクスペリメントを文書化する

ノートブックは、Igor Pro のコマンドを実行し、それらのテキスト出力を保存するワークシートとしても使用できます。

ノートブックには２種類あります。

• プレーンなノートブック
• 書式付きノートブック

書式付きノートブックはテキストとグラフィックスを保存でき、凝ったレポート作成に便利です。プレーンノートブックはテキストのみ保存できます。データファイルやその他のテキストファイルを閲覧するのに適しており、行の折り返しや凝った書式設定が不要な場合に役立ちます。

書式付きノートブックでは、余白、背景色、ヘッダーとフッターなどの文書プロパティ、余白、タブ位置、配置などの段落プロパティ、フォント、文字サイズ、文字色などの文字プロパティをコントロールできます。スタイルをカプセル化する「ルーラー」を作成し、段落にを適用できます。画像や日付も挿入できます。

書式付きノートブックは、Igor Pro® ヘルプファイル、リッチテキスト形式ファイル（ほとんどのワープロで開くことができます）、および HTML としてエクスポートできます。

Igor Pro のプログラミング環境を使えば、ノートブックを作成し、テキストやグラフィックを挿入し、書式設定を行うプロシージャを記述できます。

ノートブックアクション

ノートブックアクションとは、書式付きノートブック内のアイコンまたはリンクであり、クリックすると Igor Pro のコマンドを実行します。このノートブックには２つのノートブックアクションが含まれており、１つはアイコンで、もう１つはリンクで表示されています。

ノートブックアクションは、プログラムで作成するか、このダイアログを使って作成できます。