シンボリックデバッガー
Igor Pro® のフル機能を備えたシンボリックデバッガーは、実行を一時停止した状態でコードの状態を観察することで、コードを正常に動作させるための強力なツールを提供します。
デバッガーウィンドウは、以下のいずれかのイベントが発生すると自動的に表示されます:
- エラーが発生し、Debug on Error を有効にしているとき
- エラーダイアログが表示され、デバッグボタンをクリックしたとき
- 予め設定したブレークポイントに到達したとき
Debuggerコマンドが検出されたとき

Procedure ウィンドウの左のマージンをクリックするだけでブレークポイントを設定できます:

デバッガー内では、「ステップ」ボタンを押してコードを1行ずつ実行したり、ルーチンへのステップイン/ステップアウトを行ったり、「実行」ボタンで実行を再開したり、「停止」ボタンで実行を停止したりできます。
スタックリストでは、現在実行中のルーチンと、それを呼び出したルーチンの連鎖を確認できます。最上段には実行を開始したルーチンが表示され、最下段には現在実行中のルーチンが表示されます。スタックリスト内の任意のルーチンを選択するだけで、そのルーチンに関連する変数を調べることができます:

現在のウェーブの代入の状態は、wdest の 30 番目のポイントが計算中であることを示しており、ウェーブスケーリング(dx)がデフォルト値であることを示しています。
また、最広ウェーブの最初の 30 ポイントが既に計算済みであることが確認できます。さらにサブレンジの値から、全 128 ポイント(ポイント 0 から 127 )が計算されることがわかります。
すべてのユーザー定義オブジェクトと組み込みオブジェクトの値を、オブジェクトの種類とともに表示できます。また、現在の値をダブルクリックすることで値を編集できます。
ウェーブの値は、テーブル内のリストとして、またはグラフ内のトレースや画像として確認できます:

ローカル変数またはグローバル変数を使った式を入力できます。式の評価はプログラムの各ステップで実行されます。

Igor Pro には「文字列インスペクター」が搭載されており、非常に長い文字列の表示や編集に便利です。特に、複数行にわたるテキスト(複数行のデータファイル全体など)を含む文字列を扱う時に便利です:

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