Igor Pro 10 がリリース

Igor Pro 10 のハイライトには次のようなものがあります：

• ビルトインの Python： Igor から直接 Python コードを実行し、igorpro モジュールを介してデータを交換し、新しい Python および PythonFile コマンドで完全なスクリプトを起動します。
• ハードウェアコントロール用の MMI XOP： Micro-Manager を活用し、カメラ、ステージ、シャッターなどを効率的なコマンドと HDF5 ストリーミングでコントロールします。
• プロシージャウィンドウの改良： 強化された構文強調表示、よりスマートなコード補完、クリック可能な関数ジャンプ、どこでも行を継続、コードブロックの折りたたみが可能です。
• マルチピークフィッティングの改良： より堅牢なエラー処理、ホールド文字列のウェーブ表示、高解像度スケーリング、信頼性の高い自動位置特定が可能です。
• 高度な描画ツール： 洗練されたポリゴン/ベジエ編集、頂点スナップ、コンテキストメニュー、および新しい描画レイヤー（ProgTop、UserTop）が追加されました。
• ページレイアウトの改良： マージン専用ガイド、精密なガイドドラッグフィードバック、キーボード操作による高速位置決めが可能です。
• コントロールパネルのアンカー： 追加スクリプトなしでレスポンシブパネルデザインに対してガイドするためのアンカーコントロールを追加しました。
• 多言語化： OSのロケール設定と一致する場合、自動的に UI が日本語に切り替わり、別のライセンスが不要になりました。
• 新しいコマンド & 関数： Interp4D、Say、さらに 20 の新しい MatrixOp 関数を実装しました。
• パフォーマンスの向上： コンパイルの高速化、NewPath/IndexedFile コマンドの最適化、そして Windows 11 における全ての論理プロセッサの完全な活用を行いました。

今すぐアップグレードして、よりスムーズで強力な Igor Pro を体験し、データサイエンスを次のレベルへ引き上げましょう。

新機能の詳細については、What's New を参照してください。

Igor Pro 10 は、以前の Igor Pro バージョンからの有料アップグレードです。アップグレードは、WaveMetrics オンラインストアから購入できます。試用版が利用可能で、Igor Pro の以前のバージョンをアンインストールする必要なくインストールできます。

2025 年 1 月 1 日以降に Igor Pro 9 のライセンスまたはアップグレードを購入された場合、WaveMetrics より既に Igor Pro 10 のアクティベーション情報を受け取っているはずです。無料アップグレードの対象者であるとお考えで、かつアップグレード情報を受け取っていない場合は、sales@wavemetrics.com までお問い合わせください。ご注文を特定できる情報（Igor Pro のシリアル番号や WaveMetrics の注文番号など）を必ずご提供ください。

IGOR PRO 10 システム要件：
Igor Pro 10 は 64 ビット Windows アプリケーションであり、Windows 10 以降が必要です。Windows 仮想環境上を除き、macOS では動作しません。

macOS 向け Igor の開発終了に関するお知らせは こちら をご覧ください。

Windows 10 以降での Igor Pro 10

Igor Pro 10 は Qt 6 クロスプラットフォームアプリケーションフレームワークを基盤としており、高解像度画面のスケーリングを Qt 5 とは異なる（より優れた）方法で処理します。

Igor Pro 7-9 とは異なり、Igor Pro 10 は 64 ビット専用です。これは、Igor Pro 10 で使う XOP も 64 ビット対応である必要があることを意味します。

Igor Pro 10 はネイティブ x64 アプリケーションであり、WaveMetrics は Intel/AMD CPU を搭載したマシンでのみ Igor Pro 10 の実行をサポートしています。

しかし、Igor Pro 10 インストーラーは、Windows ARM64 マシン（仮想マシンと実機の両方）への Igor のインストールが必要になる場合があります。Igor 10 を実行するには、お使いのマシン/OSが x64 エミュレーションをサポートしている必要があります（最適な結果を得るには Windows 11 24H2 以降を推奨します）。WaveMetrics は、ARM エミュレーション環境下での Igor Pro 10 の実行を明示的にサポートしていませんが、将来的にサポートする可能性があります。そのような設定を使用している場合はバグを報告してください。ただし、修正できる範囲には限界があることをご了承ください。